【華道部】Ikenobo花の甲子園2022 全国大会 敢闘賞

2022.11.21


華道部が「花の甲子園2022全国大会」で敢闘賞をいただきました。皆さんの応援、ありがとうございました。

 

   

「 全国大会で敢闘賞をいただいた作品 」     「 全国大会入場 ハイポーズ! 」

  

「 いけこみ一番手(久保日歌)持ち込み花材のシュロの葉を丁寧に整えバランスよくいけこみます 」

  

「いけこみ二番手 日下部萌佳 3本目のシュロとピンクのバラをいけこみ全体の構成をまとめます」

  

「 いけこみ三番手 山岸里帆 (部長) 最後の総仕上げ、三年間の思いを込めて」

 

 

全国大会のテーマは「FLOWER of LIFE」でした。全国大会での作品解説を紹介します。

 

みなさん、こんにちは!
私たちは今回の大会テーマである「FLOWER of LIFE」についてみんなで考えました。
日本には四季があります。四季は、旬のものを味わうときや風景、花を見るときなど、日常の生活の中で春夏秋冬を感じています。日本に咲く四季折々の花は、どれも綺麗に色づいて美しく輝いています。

  

日本では、お祝いのときには花を贈り、お別れのときにも花を手向けます。嬉しい時も悲しい時も花は私たちに寄り添ってくれていると思いました。今回は私たちが生活の中で大切にしていきたい「FLOWER of JAPAN」をイメージして、この作品を作りました。

  

持ち込み花材をこの大きな「シュロ」にしました。「シュロ」の花言葉はラテン語で「手のひら」という意味があります。この大きな「シュロ」をジグザグに切り、手と手が重なっている様子を表しています。

  

そして「不変の友情」という意味もあります。人と人とが繋がり、世界が一つに繋がり太陽のように輝いています。友情は変わらないまま、それぞれの「夢」に向かって進んでいきたいという願いも込めました。さらに形を扇形にし、日本らしさも表現しています。

 

世界には様々な文化があり、国を超えたあらゆる繋がりが、今の日本を形作っていると思います。この「ピンクのバラ」で洋風さを表しました。和の日本を残しつつ、和と洋の融合を表現しました。

  

花は五感で感じ楽しみ癒されます。草花を観て触れて癒され、風に揺れて感じる音や香りがリラックスさせてくれます。さらに、花からなる果実は味覚を感じて楽しむことができます。このように花は誰もが平等に楽しむことができる、凄い力があると思います。

  

今、私たちには華道ができる平和な環境があります。たくさんの人たちと助け合い、支え合って生活しています。伝統ある華道を続けられていることに感謝し、私たちがお花に癒されているように、もっともっと世界中に華道の良さが広がればいいなと思っています。

  

♪小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one♪

  

同じ種類の草花でも、花の形や枝の張り方など全く同じものは一つとしてありません。

私たちも草花も皆 オンリーワン!

草花の形や個性(魅力)を活かすこと、見方を変えることで新たな発見があること。

いけばなから学んだ大切な想いを、たくさんの人に繋いでいきたいです。

以上です。ありがとうございました。

  

※作品解説のプレゼン途中で、「世界に一つだけの花」のワンフレーズを手話で歌っています。

 

 

毎日のようにお花と向き合い華道部の仲間たちと話し合う日々は、まさに青春そのものでした。三年間の集大成として、やれることは全てやり尽くして全国大会を迎えることができました。目指していた入賞ができず、悔しい思いもありますが、今できるすべての力を出し切ることができたので、全国大会を無事に終えることができてほっとしています。家族や先生方、そして華道部の仲間など、多くの方々が支えてくれたおかげです。ありがとうございました。

 

また、今年は多くのメディアで華道部を紹介していただいたので、より多くの応援の力が支えとなり、お花を通して人と人とのつながりや心強さ、そして「花の力」の素晴らしさを改めて感じることができました。全国大会優勝は後輩に託し、これからも支えてくださる多くの方に感謝を忘れずに華道、お花と向き合っていきたいと思います。応援ありがとうございました。

  

「 表彰式で池坊華道家元から賞状と盾を、大会アンバサダーでNMB48の塩月希依音さんからメダルをいただきました。」

  

 

 

いけばな池坊YouTubeにて掲載されている花の甲子園2022全国大会の様子です。

本校の活躍は以下の時間帯でご覧いただけます。

チーム名紹介 11;24-
入場行進 16;55-
チーム紹介 33;50-
一番手紹介 52;24-
二番手紹介 1:02;28-
三番手紹介 1:11;10-
作品紹介 1:47;20-
表彰 2:53;58-




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