2025.12.20
2学期終業式を行いました。
賞状伝達では、部活動の各種大会や参加したコンテストの結果を披露しました。
様々な分野での活躍がありました。
続いて校長先生より、マシュー・サイド著「多様性の科学」から一部抜粋してお話しがありました。
「なぜアメリカ合衆国は9.11を防げなかったのかという疑問に対し、
CIAが同じような経歴の白人男性ばかりであったからではないだろうかと推測した。
一人でも女性がいれば、一人でもイスラム教徒がいれば・・・
何か別の視点があれば未然にテロの脅威に気づけたのではないか。
かつてスーツケースは手に持って移動するものであった。
重い荷物を男性が持ち上げて運ぶことが常識のように捉えられていた時代があった。
そこにキャスターを付けた者がいた。
今ではスーツケースといえばキャスター付きが当然のようなものであるが、ある企業にこのアイディアを持ち込んだ際には断られてしまったらしい。
価値に気付かず断った企業は巨万の富を逃したことになる。」
学校・教育界の常識は世間の非常識と揶揄されることがあります。
確かに狭い世界で、井の中の蛙になっている可能性は否定できません。
学校という組織内の人間はそれを自覚し、周囲の状況を敏感に察知する必要があり、排他的であってはならないと思います。
2学期は中学2年生の古都研修、中学3年生のオーストラリア研修、高校2年生のグアムへの修学旅行と多くの学びの機会がありました。
さらに部活動や生徒会では、次世代への引継ぎが着々と進んでいます。
そんな2学期も今日で終わり。明日から冬期休業です。
3年生のみなさん、大学受験が目前になりました。やらなければならないことから手を付けましょう。
そして後輩のみなさん、何かを成すためには手を付けるのが早ければ早いほど良いということを知っておいてください。
来年の始業式、また元気に登校することを楽しみに待っています。