2017.04.04
始業式に先立って行われた着任式では、新たに9名の先生方をお迎えしました。
引き続き行われた始業式では校長先生から熱いメッセージがありました。
2014年のソチ五輪の男子フィギュアスケートで金メダルを獲得し、本年度のフィギュア世界選手権大会でも
大逆転で優勝した羽生結弦選手。数々の偉業を成し遂げた羽生選手ですが、必ずしも環境に恵まれていたとは
言えず、ソチ五輪を迎えるまでに多くの逆境に直面してきました。
羽生選手は6年前、仙台市内で練習中に東日本大震災に被災。自宅も全壊認定を受け、家族4人で避難所生活を
送りました。練習場を失った彼は半年間、全国を転々として復興支援アイスショーなどに参加し、空いた時間に
練習するという過酷な日々が続きました。
体も強い方ではなく、2歳頃からぜんそくに悩まされ、薬を手放せませんでした。リンクの冷気に長く触れると
発作につながるため、練習時間も限られ、体力的にハンデを持つことになりました。
しかし、彼は困難を乗り越えて金メダルを獲得。なぜ、それが可能だったのか。逆境下で彼の「レジリエンス」
即ち「復元力」は鍛えられ、常に「挑戦者」としての自分を原点にして、本番で結果を出せる精神力を持つに
至ったからだと言えるのではないでしょうか。
キーワードは「レジリエンス(resilience)」