高等学校の学び
卒業生の声
先輩からのメッセージ
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上越教育大学 学校教育学部
大久保 心陽さん
令和6年度卒業
「本気で学校を動かしたい」という思いから生徒会活動に打ち込んだ高校時代
私が生徒会に挑戦したのは、文化学園長野の生徒会が、生徒自身の手で本気で動かされている姿に心を動かされたからです。任されているのではなく、自ら考え、決断し、行動する。その力強さに触れ、私も何かを動かす一員になりたいと思いました。
生徒会に入り、すぐに直面したのは、役員の意見が分かれたときの合意形成の難しさでした。「校則の在り方」や「行事でのスマートフォンの利用」、さらには「生徒会の構造そのもの」まで、議論は多岐にわたりました。
誰か一人が独走すれば、それはもう生徒会ではありません。だからこそ、対立を恐れず、対話を通して乗り越える姿勢が必要なのだと実感しました。
文化学園の生徒会は、活動の舞台が校内にとどまりません。校則を見直す「ルールメイキングプロジェクト」では、全国の高校生と議論を交わしたり、他校の生徒会との交流や最先端の事例に触れたりと、外部との関わりの中で「自分の当たり前を問い直す力」を学びました。その学びは視野の広がりにつながり、校内での議論の仕方にも大変活かされました。
生徒会の忙しさの中でスキマ時間を活かして学習に取り組んだことで、計画的に勉強する習慣が身についたと感じています。生徒会で仲間とともに支えあった経験や、やりきった達成感が自信に変わり、私の受験勉強を支え続けてくれていたように思います。
受験に際しては、小論文や面接など毎日のように指導していただきました。先生方は親身になってくれて、不安なことがあってもすぐに相談でき、受験の情報などを詳しく教えていただいたりと受験勉強の環境がとても整っていて本当に心強かったです。
高校時代の生徒会活動を通して、「誰かに与えられたものではなく、自分たちで問い、つくっていく」という学びの姿勢に出会いました。
大学ではその経験を土台に、教育とは何か、そして〝よりよい学びの場〞とは何かを深く考えながら学んでいます。生徒会で目の前の課題に対して考え続けてきた経験が教育について学習する際の基盤となっています。
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獨協大学 経済学部 経営学科
米持 俊亮さん
令和6年度卒業
文化学園長野を選んだ理由はただ一つ、「文武両道」を本気で実現したかったから。
僕は中学時代、他県の強豪校からも誘いを受けるほど、バドミントンに打ち込んでいました。ですが、高校進学にあたりバドミントンだけではなく、勉強もしっかりと頑張りたいという思いがありました。そのため、競技にしっかり取り組みながら、学業でも自分を磨くことができると思い、この学校を選びました。
文化学園長野のバドミントン部は、県内屈指の強豪です。月曜のオフ以外は、毎日練習に明け暮れる日々でした。当然、部活動に割く時間は長く、平日は帰宅が夜10時を過ぎることも。そんな中で直面した最大の壁は、部活動と勉強の両立です。
そこで私は、担任の先生や両親に相談し、自分なりに「時間を創り出すこと」を工夫しました。授業間のわずかな時間で英単語を一つでも覚える。授業中は、どんなに疲れていても自分を奮い立たせて集中し、その場で内容を理解する。この地道な努力の積み重ねが、定期考査で結果を出す力となりました。
そして、部活動でも結果は出ました。県大会優勝、全国大会出場。それは、妥協なく努力したからこそ掴み取れた成果です。
そして、高校生活を通じて、どんな困難にも屈しない「気合」と「根性」を学びました。これから先、大変なことがあっても「あの時頑張れたから、絶対乗り越えられる」と信じ、前に進むことができると確信しています。
大学進学について、当初は公立大学を志望していました。しかし、3年夏の北信越国体出場により引退が遅れ、共通テストの勉強時間が限られてしまい、指定校推薦での進学を決断しました。この決断を支えてくれたのは、担任の先生をはじめ、教科担任の先生、教頭先生、さらには普段あまり関わりのない先生まで、本当に多くの先生方です。誰もが親身になって、私の進路をサポートしてくださいました。
現在、私は獨協大学で充実した日々を送っています。美しいキャンパス、志を同じくする仲間、そして学びたい学問。高校で培った「気合と根性」は、持ち前の明るさとなって、大学での人間関係を築く上でも武器となっています。
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長野理容美容専門学校
美容科
三井 槙花さん
令和6年度卒業
初めて文化学園長野高校を訪れたとき、温かい先生方や優しい先輩方の雰囲気に触れ、「ここでなら楽しく学べる」と感じました。
実際に入学してみると、校舎もきれいで、授業中はみんな真面目に集中している。そんな落ち着いた環境が、私に合っていたと思います。
特に好きな場所は図書館でした。静かで落ち着けるので、集中して勉強したいときや、少しゆっくりしたいときに足を運んでいました。
勉強などで分からないことがあれば、私が理解するまで先生方が一から、とことん丁寧に教えてくれます。じっくりと学べるので、苦手な教科も心配いりません。
また、探究の授業も印象的でした。自分の将来について深く掘り下げ、真剣に向き合うことができました。
また、高校の3年間で改めて「挨拶」や「助け合い」の大切さを実感しました。新しい友達との関係も、挨拶から始まり仲良くなることが多かったので、自分から当たり前に挨拶ができる習慣を身につけることは大切だと思います。
それに加え、困っている人に自然と手を差し伸べる、そんな優しい文化が根付いているのが、この学校の大きな魅力です。先生も生徒も、みんなが温かく礼儀正しい人ばかり。人間関係に不安を感じる人も、安心して過ごせるはずです。
友達とともに勉強を頑張りたい、楽しい高校生活を送りたい、と思っている方におすすめできる高校です。
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富山大学
工学部 電気電子 工学コース
矢作 尚己さん
令和6年度卒業
僕がいま、卒業して心から思うのは、「この学校を選んでよかった」ということです。素晴らしい先生方やかけがえのない仲間たちとの出会いが、今の私にとって大きな財産となっています。
高校2年生の2学期、私は自分の進路について深く悩み始めました。工学系に進みたいという漠然とした想いはあったものの、本当にやりたいことが何なのか、明確には定まっていませんでした。さらに、共通テストを控えても思うように成績が伸びず、不安ばかりが募る日々でした。
そんなとき、私を支えてくれたのが先生方でした。特に印象的だったのは、共通テスト後の二次試験対策です。多くの友人が進学先を決めていく中、私は一人、ラーニングルームにこもり、ひたすら勉強に励んでいました。
心が折れそうになった時、進路室を訪ねると、先生方はいつも温かく迎え入れ、私の話を真剣に聞いてくださいました。その何気ない会話が、精神的な支えとなり、勉強に集中する原動力になったのではないかと思います。
先生方は、まさに「受験のスペシャリスト」です。苦手科目から逃げずに向き合うこと、そして学校という場所を最大限に活用することを教えてくれました。不安なことがあれば、いつでも相談できる先生方がいる。その安心感が、私を大きく成長させてくれたのだと思います。
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新潟医療福祉大学
リハビリテーション学部 理学療法学科
伊東 佑奈さん
令和6年度卒業
私は、幼い頃からの助産師になりたいという夢を叶えるために、「医療・看護系」がある文化学園長野高校への入学を希望しました。
この系の魅力は、現役で活躍されている先輩方のお話を聞く機会が豊富なことです。毎回違う発見があり、入学前よりも、医療系の学校に進学したいと強く考えるようになりました。
また、医療系を目指すなら、生物の学びは重要です。入試でも、進学後もその知識は役に立つので、しっかりと学んでおくことをおすすめします。
大学受験に際しては、先生方の手厚いサポートに何度も助けられました。面接練習では、一人ひとりの個性に合わせた資料を作成し、親身にアドバイスをくださり、忙しい中でも、私たちの夢を全力で応援してくれる先生方の存在が、大きな心の支えでした。
現在、進学先の大学では、解剖学や生理学などを主に学んでいる最中です。生理学では、神経や呼吸などの身体の機能などについて学んでいます。現在の夢は、理学療法士としてスポーツ分野で活躍すること。
夢を追う中で、不安になったり、つらいと感じることもあるかもしれません。でも、文化学園長野高校には、同じ夢を持つ仲間や寄り添ってくれる先生方がいます。一人で悩まず、周りの人を頼ってください。そして、勉強は必ずあなたの将来のためになるはずです。
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文化服装学院
ファッション流通科
岩松 夏歩さん
令和6年度卒業
この学校で、私は「本当にやりたいこと」を見つけ、それを深く追求する喜びを知りました。入学当初は保育の仕事に就きたいと考えていましたが、もともと好きだった洋服やファッションへの興味関心が、高校の行事や系列校である文化服装学院のファッションショーの見学などを通してどんどん大きくなって行きました。
進路を決めるきっかけとなったのは、文化祭で開催されるファッションショーです。みんなで一つの作品を作り上げることは、技術不足もあり、決して楽ではありませんでした。理想のデザインを形にするため、試行錯誤を重ね、本番では、失敗できない一度限りの演出や、自分自身と向き合いながら私自身がモデルとしてランウェイを歩いた経験など、今でも一つひとつが鮮明に心に残っています。
現在、私は系列校の文化服装学院で、将来スタイリストとして活躍するという夢に向かって、専門的な知識と技術を日々学んでいます。高校時代にファッションショーで感じた「好き」「やればできる」という気持ちが、今も私の大きな原動力です。
文化服装学院は、専門的で高度な学びができる環境であり、自分の〝好き〞を追求するために最適な場所だと感じ、進学を決めました。
夢に向かって迷うこともあるかもしれません。でも、自分の「好き」という気持ちに誇りを持って自分で選んだ道を信じて進んでいって欲しいです。