【華道部】Ikenobo 花の甲子園2022 リモート地区大会に提出

2022.09.06


華道部が「Ikenobo花の甲子園2022」のリモート地区大会に動画を提出しました。今年度の地区大会のテーマは「HOME」です。花ばさみをバトンとしたリレー方式で、3人で1つの作品を制作します。いけこみ時間は30分、そして3分で作品に込めた想いをプレゼンテーションします。先日8月19日(金)に動画の撮影をし、8月30日に提出データを送りました。

 

 

「 いけこみ30分間の撮影の様子 」

 

 

今年度の本校の作品と作品解説を紹介します。
みなさん、こんにちは。文化学園長野高等学校、華道部です。
私たちは今回の大会テーマである「HOME」を、文化学園の華道部に見立てて、この作品を作りました。

 

今年も新入部員が多く入り、5人という小さな部活が、15人という大きな部活になりました。
普段のお稽古では、学年関係なく席に着き、お互いに教え合いながら、楽しくお稽古に励んでいます。
花の力のおかげで、こんなにも暖かい、家族のような部員に出会えました。
1年生, 2年生, 3年生, 学年関係なく意見を出し合い、より良い作品を作ろうと、声を掛け合い努力してきました。
そんな青春を過ごしてきた華道部が、私たちの「HOME」です。

 

「 3人でいけた今年度の作品 」       「 花の力のおかげで、華道部15人 」

 

 

そんな個性豊かな私たちには、それぞれ夢があります。
目指すものは違うけど、みんな夢に向かってつき進んでいます。
今回は舟に見立てた花器に、華道部みんなで乗り込んだ様子を表現してみました。
持ち込み花材は「大きなアレカヤシ」です。
葉を舟の帆に見立て、未来へ向かって進んでいく方向を表しています。
また、「アレカヤシ」の形を変え、挑戦する自分らしさを表現してみました。
さらに、天高くのぼっていき、それぞれが夢に向かって、羽ばたいていけるようにと願いも込めました。

 

「 持ち込み花材は大きなアレカヤシです 」  「 夢に向かって羽ばたいていけるように 」

 

 

主役を「アンスリウム」にし、進路実現のために何事にも熱心に取り組み、それぞれの夢に向かって光り輝く3年生を表しました。
下段には「スターチス」を入れ、先生と明るく元気で個性あふれる2年生が、華道部を支えてくれています。
そしてこの、まだ「つぼみのカーネーション」は、縁あって華道部に入部し、これから彩られ成長していく1年生を表しました。
「スターチス」の中にある「白のスプレーカーネーション」は、亡くなられた前指導教授の先生が、見守ってくれているという想いを込めました。

 

「 主役はアンスリウム、光り輝く3年生 」  「 支えてくれている後輩、見守ってくれている先生 」

 

 

この個性豊かな花たちは、水を吸い上げることで、生き生きと綺麗に咲き誇っています。
私たちもこの花のように、多くの知識を吸収し、それぞれが夢に向かって、自分らしく咲き渡っていきます。
このように同じものを目標とし、学んできた華道部は私たちにとっての「HOME」です。
♪ 限りなくすめる大空 志高く掲げて ♪
この校歌のように、これからもお互いがお互いを支え合い、夢に向かって、大きく帆を張り、大空高く、自分らしく、進んでいきます。
以上です。ありがとうございました。

 

「 ♪限りなくすめる大空 志高く掲げて♪ 」 「 撮影を終え、達成感でいっぱいの3人 」

 

 

今年は4月に大会テーマ「HOME」が発表されてすぐに、3年生5人での話し合いが始まりました。4月と5月には街角アート展に参加して、長野駅に作品を展示する機会をいただき、その準備をしながらも話し合いは続き、「華道部」をテーマにしようと決めたのは5月の頃でした。その後、7月2日,3日に行われた文化祭の準備や中間、期末考査があったので、本格的に先生を交えて話し合いを始めたのは7月の文化祭を終えてからでした。毎週火曜の放課後に集まり、白熱した話し合いが続きました。
今年から池坊華道を教えていただいている田口先生に7月中旬から何回も特別稽古をしていただき、おおよそのいけこみイメージができたのは7月下旬でした。夏休みが始まってから3年生は一日稽古を5回、2年生も午後から参加してくれて、撮影本番の日は1年生も応援に来てくれて、今年は華道部みんなで撮影本番の日を迎えることができました。家族のような華道部の仲間たち皆が見守る中、いつも支えてくれている家族、そして先生や仲間たちに感謝の気持ちをお花で表現し、今年最高の作品をいけこむことができました。
「Ikenobo花の甲子園2022」のリモート地区大会の締め切りが今週9月5日でした。結果は10月3日に発表されます。

 




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