2018.10.29
本校において研究授業が9月12日に行われました。
【授業者振り返り】
・扱った教材
四角形の合同条件はどんなものか考えました。
3つの視点から教科書にない「四角形の合同条件」を考察する中で,既有知識である「三角形の合同条件」に問題を分割し落とし込み,四角形の合同条件が二つの三角形の合同条件の組合せで解決できることを発見させるような授業を設定しました。
・授業のねらい
未知の問題に対して,自らの既有知識を使えるサイズに問題を分割し考える姿勢を身につけさせたいと思い今回の授業を考案しました。
・生徒の姿
エキスパート活動において,一人一人が理解,半理解の状態でジグソー活動に向かうことでお互い助け合いながら,粘り強く四角形の合同条件について考える姿がありました。最終的に,「三角形の合同条件2組で考えればいいんだ」と結論にたどり着き,現在は三角形の合同条件を使った証明にも興味を持って取り組んでいる姿が見られます。
授業後には、講師としてお招きした東京大学CoREFの白水始先生より、講演をいただきました。白水先生には「見とり」をテーマにお話ししていただきました。
「見とり」とは、子どもがその授業において何をどう理解し、どんな疑問をもって次の授業に臨むのか、という子どもの認知の過程をつかむことです。それに応じて教師が学習をよりよくデザインしたり、授業の振り返り・見直しをすれば、学びの質を上げていくことができます。
今回の研究授業をさらに分析・検討して、よりよい学びを追究していきます。