2016.12.03
本日の土曜講座ではJICA 長野県デスク 国際協力推進員の方に来ていただき
「グローバル社会を生きる未来のあなたへ」と題して国際理解ワークショップをおこないました。
はじめにJICAの活動やODAについての説明で、グローバル化とは何かという話から、世界の人々が同じ地球に
住む「地球市民」として、互いの国や人を知ることが国際理解の第一歩であるとお話しいただきました。
世界中には72億人が生活していますが、その中で開発途上国と呼ばれる国に住んでいる人は8割もいます。
日本が途上国を支援する意味は、途上国の安定が日本の安定にもつながる相互依存や、戦後の貧しかった日
本が支援により学校給食を支給できたという過去からかつての恩送りとしての意味ももちます。
ワークショップでは、世界一幸福な国「ブータン王国」を題材にして、グループごとに「ソナムの学び」
というゲームを行いました。
ソナムという少女が日本で感じたブータンとの違いを扱ったゲームです。カードに書いてある内容が日本のものか
ブータンか考えてカードを分別します。「野菜やくだものを買うときは…よく選んで買うorちゃんと選べない」と
いった身近な生活のもので、内容を通してブータンの暮らしを知ることができました。
ブータン王国について知るとともに改めて日本を振り返ることもできました。
最後に青年海外協力隊の目的は開発途上国において、自立するための技術を残すことであると説明していただき、
日本の技術や叡智を武器に海外で活躍する、一般の職業の一歩先にある選択肢であると話していただきました。
生徒の中には本日のワークショップをうけて、自分には何ができるだろうと考え始めた生徒もいました。
海外で働くことを思い描いている生徒もおり、良い刺激と体験になりました。