2022.09.05
毎年生徒会執行部の募集には多くの生徒が集まるなど、文化学園の生徒会は県内でも有数の活発さを見せています。そんな生徒会の次のリーダーを決める生徒会長選挙が9月1日に行われました。4人の候補者から、在校生の投票によって2年1組の宮原日菓さんが新生徒会長に当選しました。
当日の様子を選挙管理委員長の3年4組峯村英昇君がレポートします。
私は選挙管理委員長という立場で挑んだ生徒会長選挙でしたが、学んだことが大きく分けて2つありました。
1つ目は、準備段階での構想と現実のギャップを多角的に検証していくべきであるということです。2016年の選挙権年齢の引き下げ、2022年の成人年齢の引き下げに伴い、18歳ではもう大人の括り、社会の一員としての自覚が明確に必要となりました。今回の生徒会長選挙では例年の投票様式とは異なり、実際の選挙で使用する記入台、投票箱を準備し候補者名を投票用紙に記入するという形にしました。実際の選挙に近い形ということで、投票所を設営し全校生徒がそこで投票をするのですが、投票時間が例年より長くなる予想でタイムスケジュール的にはギリギリかなと踏んでいました。委員には事前に投票の様式や準備、当日の流れについて文書などで説明を行っていました。
当日になり候補者の立会演説が開始される時に別会場での配信にトラブルが生じ、20分ほどの遅延が生じてしまいました。それに伴い終了時間も遅くなってしまいました。ここは、予測し得たトラブルであり事前に予想される課題点などについて委員間で話し合う機会を設けていれば防げたと思っています。当日は委員の皆が投票者の誘導などを積極的に行ってくれたおかげもあり、投票自体はスムーズに行えました。準備段階での詰め(シュミレーションなどを何回も重ねる)が大切だなとらためて実感しました。
2つ目は後輩のエネルギッシュさです。自分自身高3の夏という時点で何をするにしても「最後」という言葉がついてくる生活の中で、生徒会選挙は自分の生徒会人生の終わりを告げるイベントでもありました。しかし、候補者の皆、乃至は有権者の皆の選挙に取り組む姿勢や選挙活動、当日の立会演説すべてに共通して、後輩の皆の熱量に圧倒され、助けられました。いよいよ卒業生としての自分を意識しなくてはいけない今、頼もしい後輩がたくさんいることは喜びであり、誇りだと思います。
選挙の結果、生徒会長には宮原日菓さん、副会長に中澤陽蓮さん、倉島拓海さんがそれぞれ当選しました。おめでとうございます。
ここから新生徒会が発足し世代交代となりますが、自分たちが感じた課題点などの引き継ぐべき点は確実に引き継ぎ、後世に良い伝統として受け継いでいきたいと思いました。
評議委員長
選挙管理委員長
峯村英昇