2023.12.13
「議論」という習慣がなかった日本の明治初期に、英語の「speech」を「演説」と日本語訳した福澤諭吉。その功績を後世に残すべく創設された「福澤諭吉記念 全国高等学校弁論大会」が、12月8日、福澤の出身地である大分県中津市で開催されました。
62年の歴史を持ち、「弁論の甲子園」と称されるハイレベルなこの大会で、本校探究合同ゼミの1年7組 松田晄希さんが、優秀賞を受賞しました!!
本校中高一貫生の松田さんは、中学3年時に経験した「アートマイルプロジェクト」での異文化理解の難しさを題材にしました。福澤が『学問ノススメ』の中で述べた「相手の立場に立ったとき、どのように感じるかを想像する力」が、今でいう「エンパシー」だとし、その大切さについて約7分間の弁論を行いました。
弁論の評価基準は「研究のプレゼンテーション」と非常に似ています。データをもとに体験の裏付けをしながら考察し論じるという、松田さんが2年間ゼミで研鑽し続けた力を遺憾なく発揮した素晴らしい発表でした。